特別なバラ

ハウスでお預かりしているお客様のバラが咲き、店長が持って帰ってくれました。
亡くなられた旦那様が育てられていたバラを、当店が代わってお手入れすることになったお客様です。ばらの開花は今年で二度目になると思いますが、花が咲くと、ご主人のセンスの良さを感じると店長がしみじみと話していました。

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7、8年くらい前になると思いますが、まだお店が以前の場所だった頃に、このご主人が何度がお店に来て下さっていました。
私が初来店の時に接客したのですが、
「ハーブを始めてみようと思うが、料理などに使えるものを中心に育てたい。」
と言ったご相談でした。
とても飄々として、いい感じのおじいちゃんでしたのでよく覚えていました。
その後も何度が来て頂いていたのが、パッタリ来られなくなり、育てる環境はベランダだと聞いていましたし、やはりいろいろ限界を感じられたのかな〜と勝手に思っていました。
とんでもない!庭くらいの広さと、しっかり土が入れてあるベランダで、バラなどを沢山自分で管理されていた立派なガーデナーでした。

この方のバラをお世話出来て、お店にそのバラが飾られるのも、小さい街とはいえ不思議なご縁を感じます。本人も天国からどう見ておられるでしょう?

夏休み

暑さに自分の体も慣れてきたのか、夜はぐんと涼しくなるような気がしています。
そうお客様に話すと、
「え〜!」
と、驚かれてしまいました。やせ我慢ではなくて、自宅はまだ一度もエアコン無しの生活です。反対に昼間はエアコン漬けですね。

夏休みに入って子供達が家に遊びに来る機会が普段より増えます。
油断していると、ついエスカレートしてドタバタお店に響きます。楽しくやっているのに、あまり怒るのもどうかと思いますが、外で遊ぶ様に促したりすることも多々あります。

私の子供の頃は、毎日夏休みどうしてたかな〜と思い出してみました。
海や川が近い事もあったのですが、お盆までの午後からは、晴天なら川遊びか海水浴だったように思います。
田舎ですから、年が違う子供達一群となり、炎天下に水着姿で川に向かいます。
低学年だった頃、まだ足もつかないかなり深い場所で、浮き輪につかまりドキドキしながら泳いでいました。川の水温は随分冷たかったのも覚えています。
今考えるとよくみんな水の事故に遭わなかったなーと不思議に思うくらいです。
身近に水と付き合っていた分、小さい頃から怖さも自然に知っていたのかな・・・・と。本当に今行ってみても危険な場所です。

水の事故で亡くなる子供の話を耳にすると、自分達の子供の頃の無謀さと重なり、何でだったんだろうと淋しい気持ちになります。
楽しい思い出一杯の夏で終わりたいものです。

以前話題にした事がある、店長手作りのがま口財布です。かなり使い込んで、もっと実際にはいい色合いになってきています。

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ボタニカルアート

猛暑が続きます。
苗もたっぷり雨水がもらえていた環境から、いきなりカラカラの状況になったので
朝水やりをしても、夕方にはぐったりしています。一雨ほしいところですね。

いつもオイルを買いに来て下さるお客様と一緒に、名古屋から来られた親戚の方が来店して下さいました。
買い物について来たら、自分の趣味で描かれている絵の題材にしたい植物苗がみつかったと喜んで下さっていました。

当店も、お客様が描いて下さっている水彩画を店内に飾っておりますが、お気づき頂いていますでしょうか。
『ボタニカルアート』と呼ばれる植物画ですが、自分で育てた植物を描くのが、やはりこの方のこだわりでもあります。

絵が好きなお客様とこの方が、たまたまお店で一緒になられた際に、ひょんな事からボタニカルアートを教えて頂けることになりました。
私は絵の勉強を特別した事も無かったのですが、絵を描く事自体が嫌いではないし、油絵よりか水彩画がまだ描けそうに思えたので喜んで参加させてもらっています。

一番最初に描いたのは、大好きなカウスリップでした。葉っぱや花をじっと見つめて描くのは集中力もいりますが、楽しいひとときでもあります。

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感想

昨日のお休みは、『RAILWAYS』を観てきました。
店長とは都合が合わず、この機会を逃すとまたいつ行けるか分からないので、一人で行ってきました。

主演宅の電話の近くにハーブの本が立てかけてあったり、うちから持って行かれたドライのラベンダーが飾ってあったりすると、思わず一人ニヤニヤしてしまいました。
エンディングロールに『SORAMIMIハーブショップ』が出ていたことに気づいて下さったお客様がありましたが、実際に見てみると見えにくいロゴなのに、よく気づいてくれたな〜と感心しました。

レックスローズマリーだったと思うのですが、ラベルがアップになった時は単純に嬉しかったです。
出雲では、野焼き(地元ではクヨシと言います)が、野放しに行われています。うちのスタッフも最初にそれを見た時は大胆さに驚いていましたが、その煙が電車の中に入ってきて困るシーンは、一般の人に伝わるかな〜と思ったりしました。
・・・・というわけで、地元人としてはとても笑えて記念の作品だったと思います。なかなか冷静に評価出来ないです。

バタデンに最後に乗ったのは、四年前が最後です。
維持していくのは大変なことだと思うので、今後のバタデンを案じる機会でもありました。

秋に植えたsalvia officinalisです。
お店の前という厳しい環境の中で、元気に大きくなりました。
店長に、植え方などで酷い言われ方をしていたので、少々メゲておりましたが、花も咲かせてくれました。株元に植えた赤花クリーピングタイムも、見事に広がりました。
これは、初夏に撮った写真ですが、このあとセイジの天ぷらをしようと思っていた矢先、鉢ごとお客様の所へ旅立ってしまいました。

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