復活を祈る!

お客さまから電話で、ローズマリーについてご質問を頂きました。
「水やりをしばらくしなかったため、葉の先が茶色になってしまったけれども、大丈夫だろうか?」
という内容です。

購入の際にも、ローズマリーの花の色にこだわって電話を下さったおじちゃんでしたので、よく覚えていました。
「え〜!」
と思ったものの、全部ドライになってはいないようなので、水をたっぷりやって様子を見て頂くことにしました。
その時は1週間くらいやっていないという話だったのですが、もう一度電話を下さって、カレンダーで確認したら、実は11日間もやっていなかったそうです。
ガ〜ン・・・・ちょっと絶望的かな・・・とも思ってしまいましたが、帰って来た店長に相談すると、大きめの深い鉢をお勧めしておいたから大丈夫じゃないだろうかということでした。
でも11日間にはさすがにちょっと驚いていました。枯れないことを祈っております。

遠目に毎日ローズマリーを観察はされていたようですが、11日目に初めて近づいたら鉢の土がカチンカチンになっていて慌てられた様です。
一旦カチカチになった土は、保水力がなくなっていますので今後更に注意が必要ですね。(そのこともお話しておきました)
まあこういう失敗が、また次の植栽につながるので、植物を近くでよく観察してやるのは基本だなと改めて勉強になりました。

以前、バラクライングリッシュガーデンで外国人の店員さんに、
「お安くなってま〜す」「お得です!」
と変なアクセントで押され、買ったジョウロ。
水の出方が一旦山を描くのがどうも使いづらかったので、店頭の飾りと化していましたが、久しぶりに使ってみたら、たっぷりお水は運べるし、水の出方も何故か今度は違和感なく使えました。
きれいだったグリーンもすっかり色褪せましたが、本場イギリス製だけのことはあるな・・・と。この夏、是非水やりも楽しんでください。

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Made in Japan

梱包作業がオンシーズンの為忙しい日が続き、お店も家のご飯もみんな中途半端になってないか・・・と気持ちは焦りながら、気がつくと夕方ボーッとしている私です。とにかく、お客様から注文されたことを忘れないようにメモする毎日です。
そんな忙しい先週末、『ハーブ実践協会』(仲間で名付けただけですが・・・)の仲間と関西で集合して楽しい時間を過ごしました。
店長と車で出掛ける予定でしたが、どうしても仕事の方が片付かず、急遽私一人で電車の旅となりました。

まずは、今年鳥取の緑化フェアで湖山池のガーデンを監修されているポール・スミザー氏が手掛けられた宝塚のガーデンフィールズへ。
店長と
「いつか行ってみたいね。」
と、話していましたが何と今年いっぱいで閉園になるそうです。ナチュラルガーデンはとても素敵で、ヒントになる場所を沢山写真に撮ったりしました。
宝塚劇場のすぐ近くです。よろしければ、またお出掛け下さい。私も出来れば店長ともう一度訪れたいと思っています。

宿泊する場所は三木市というところでしたが、刃物で有名な町だそうです。
のこぎりとかギザギザ系が強いかもしれません。
ポールさんと一緒に仕事をしている仲間が、
「ポールさんも株分けや堀上げに愛用しているよ」
と話してくれたので、山菜堀を店長へのおみやげとしました。(ギザギザ無しは持ってました)
今は刃物も中国製がとても多くなっていますが、日本の刃物の技術を守るためにも 買って応援していきたいと思います。買う時は値段は少し高いかもしれませんが、耐久性が違うので、結局はお得ですよ。

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それぞれが遠い所へ帰らないといけないので、お昼過ぎには解散でしたが、何人かとは鳥取の湖山池での再会を約束しました。
是非ポールさんの解説付きでガーデンをまわってみたいです。

癒しの方法

フェイスブックでご案内しているとおり、当店の東側で咲いたバラを少しずつですがお分けしています。
切り花で2、3日しか飾れない種類ですが、皆さんに喜んで頂いています。
バラに詳しいお客様に、私がグラハムトーマスと聞いて買った苗は、『ペガサス』とご指摘頂きました。多分そうです。
訂正して、お詫び致します。

先日、ご来店下さったお客様が、
「何か無性にここに来たくなって・・・」と。
帰られる際には、胸の詰まっていたものがスッキリしたと話されました。抱えられてたことが何かはわかりませんが、少しでも楽になったのなら・・・と嬉しく感じました。
私が『癒される』と感じるのは、香りに触れすぎているせいか、香りよりも赤ちゃんや植物だったりということが多いようです。

本の虫である店長が、枕元に積み上げている本の中に『星野道夫』さんのものがあるのを何年も見ていたのですが、一月前くらいに無性に読みたくなり、その本に今すごく癒されている自分がいます。
自分が悩んだりしていることはとても小さな事だと感じさせてくれ、本で癒しを感じたのは初めてのように思います。
鳥取市で写真展が開かれているのを知り、落ち着いた雰囲気の場所で写真をみてきました。遠くまで行った甲斐がありました。
今夜は飾っていたバラの花びらが、夕方床にきれいに落ちていたので、集めてお風呂にいれてみます。
これも我が家では初体験です。

フェイスブックはこちら。

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虫に罪はあるか!

ちょっと草取りしても汗ばむようになりました。
帽子をかぶって作業すると良いのですが、髪がぺっちゃんこになるので、店番のある日はついそのまま作業に夢中になってしまいます。
おばあちゃんになった時、シミだらけかも・・・と思いますがそれも年輪ということで。

先日、ユニークな知り合いの方とお話していて『虫に罪は有るか!!』という話になりました。
私の大事に育てているハーブを食べてしまうダンゴ虫やアブラムシも、私にとっては罪深きもの達なのですが、本人達は本能のままに行動しているだけです。
その方は家で発生したゴキブリやネズミも生け捕りにして袋に詰め、山の中の放しても支障のない場所に捨てに行かれるそうです。(想像しただけでちょっと怖いです)
もう一人の方は、ナメクジが家に入ってきて困るため、いつも潰したり紙に包んでゴミと一緒に捨てていたのですが、やはり『虫に罪は有るか!』精神にのっとり、そっと紙にのせて外にそのまま置いておくというのを繰り返しておられたら、2年経った現在はあまり家の中に出なくなったそうです。
虫達の中に「この家は入ったら駄目だよ・・・」という情報が伝わっているのを感じられているそうです。本当に優しい人達です。

植物に関わると同時に虫達とのお付き合いも始まることになります。
毒を持つものは別として、折り合いをつけてうまくつき合っていくしかないのですが、ナメクジはカエルに食べてもらったり、アブラムシはてんとう虫にお世話になります。
私の今の課題は、店頭の苗に来るダンゴ虫とどうつき合うかです。
こうやって書いていたら、パソコンの前に天井からクモが下りてきました。外に放してやったので、もし地獄に落ちたら助けてね。

これはてんとう虫の幼虫です。最初はバラにきていたので、害虫と思い可哀想に退治していました。

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