プロの店

アロマスプレーのミニ講座にお友達と参加した際に、当店のことを講師の方に紹介してもらわれたお客様の話です。
たまたま一緒に受けておられた他の方が、講師の先生はそう言ったものの
「あそこはプロのお店だから、一般の人は入れないよ」
と、話されたそうです。エ〜!

両親の介護をするために、退職して実家へUターンされた方なので、長い間離れていた地元のことは詳しくなく、素直にその話を聞かれたのだと思います。

他店でアロマオイルを購入した後、勇気を出して当店にも足を伸ばして下さいました。
「見てもいいですか?」
と、おそるおそる入って来られたのにはそんな理由があったなんて、お会計の時には二人で大笑いしながら、新しい出会いに感謝しあいました。

入りにくいお店と言う意味なのかな〜と考えさせられましたが、私自身、先日の休日に何軒もお店巡りを楽しみ、実際にお店に行ってみると、紹介してもらった人の話とはちょっと違ったり、以前伺った時とまた雰囲気が変っていたりと、自分の目で確かめてみるのが一番だと改めて感じました。
情報が溢れるこの時代だからこそ、自分の判断力を研ぎ澄ますべきとも実感しました(ちょっと大げさ)

冷たい雨が降る外で、けなげな姿のスノードロップが鉢で咲いています。
お店の中に写真を撮るために入れると、暖かさに花がすぐ開きました。
2、3日前の朝日新聞にイングリッシュガーデンのスノードロップを『変顔』なんて紹介してあって、(花びらの中の模様がそう見えるからだと言うのですが・・・)清楚なこの花が大好きなので、大変怒っている私です!!!

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ふわふわ羊

物流が人手不足のために、現在配送現場の負担がとても大きくなっているという内容の番組を先日見ました。
いつも通販でお世話になったり、個人的にもネットでの買い物をよく利用する自分の問題として新年早々考えさせられました。
定期的に頼むと割安になったり、送料がかからなくなったりするサービスなど、買う側にとってはとてもありがたい特典がある一方で、誰かがそのしわ寄せを受けているということを忘れてはいけないですね。

宅配の女性が、近くのスーパーやホームセンターで買える飲み物や洗剤まで全部宅配で頼む人がいると嘆いておられました。ドキ!
忙しくて、なかなか買い物に出掛けることが出来ない人などにはありがたいサービスですし、これだけネットで便利に買い物が出来る様になった今では、増えることはあっても減る事はないように思います。

以前、まだ店も移転していない頃ですが、ギフト商品を何点かお買い上げ下さった親しいお客様があり、遠くの方には宅配便を利用したのですが、私の自宅のすぐ近くのお届け先の方があったので、住宅地図で調べてお届けすることを引き受けたことがありました。

商品一つを近所のお宅に届けるなんて、本当に簡単な事と安易に考えていましたが、その日の夕方、一般の方が帰宅される時間に伺ったものの不在。
更に時間を待って八時くらいがお邪魔する限度と考え、まだ小さかった子供達にビデオを見せて(店長まだ帰宅せず)お届けに行くのですが不在・・・。
翌日は土曜日だったと思いますが、朝伺っても不在。結局7回くらい伺ってやっとお届け出来たという苦い経験が有ります。
たまたま運が悪かったかもしれませんが、その経験があるからこそ宅急便のお兄さんが
『今日は不在だらけで、荷物が全然はかどりません・・・』と嘆かれると、わかるわかる・・と気持ちをシェアします。

お客さんは荷物代を払っているから当たり前と思われるでしょうが、もう少し荷物の向こうの人達のことを酌んであげたら、現場の人達ももっと気持ちよく仕事が出来るのではないかと考えます。
時間指定なんて誰が発案したのだろう・・・とまで思ってしまいます。

松江は今年の年明けは真っ白の雪景色でしたが、お客様のご依頼で元旦に荷物を発送しました。
寒い中、頑張っている宅配のお兄さんに元旦ということもあり、お年玉を包みました。
本当にわずかです。でも、後日、珈琲が一杯どころか何杯も飲めましたと喜んでくれて、今年も色々あるだろうけど頑張ってね・・・と心の中でお願いしました。

便利な『アス○○』というサイトがあり、急に無い事がわかった時など慌てて頼んでも翌日届くので業務には大変助かっていますが、もっと余裕をもって『来週来る』なんて急がないサイトがあってもいいかもしれませんね(笑)

新年から長くなりましたが、この一年、反省しつつも学びの多い年にしたいと思っておりますので、またお付き合いよろしくお願い致します。

お客様からフェルトで作った羊をプレゼントして頂きました。
お腹の部分をマジックテープで開ける事が出来、ラベンダーポプリが入っています。このふわふわのフェルトみたいにみんながトゲトゲしない年となることを祈ります。

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サプライズ

昨日は、山陰の冬にしてはめずらしく気持ちの良い晴れの一日でしたが、これからしばらくは、また山陰の空に戻りそうですね。
ツリーを金色スプレーでお化粧直しをし、今シーズンはイルミネーションを加えて店内でキラキラさせています。
寒いのは嫌ですが、イヴには雪がちらつくくらいが素敵な雰囲気かな・・・とも期待しているところです。

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先日の定休日の午前中は、当店スタッフとサポーターを加えた7人で久しぶりの勉強会を開きました。
春に一度開いたきりで、今年は結局二回しか開催しなかったことを、スタッフから指摘され、来年はお互いもっと開催を呼びかけようということを決めました。
一年はアッという間に過ぎてしまいますが、去年よりも今年はこれが一つでも出来たと前向きに確認することと、改めてみんなで情報を共有していくことの大切さを感じた勉強会でもありました。

夜は、新しく庭部門を手伝ってもらう事になったM氏も加わって(女性は今回私一人・・・)の忘年会を開催しました。
店長と植物に対しての向き合い方や、他にも共通する点が多いな・・・と話をする度に感じる方で、不思議なご縁で一緒に仕事が出来るようになったことも、今年の嬉しいことの一つです。

会の終わりには、店長からサプライズで、忘年会に来れなかったサポーター分も含めて感謝状が配られました。
私は表彰される際、何度も『お喋り』のところを強調されてしまい・・・来年は腹八分に加え、口八分を自分に言い聞かせようと思っているところです(汗)

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ルルドのおばちゃん

今日は、私が店を手伝う以前から店長を息子の様に心配して応援してくださり、私にとっては第二の姑の様な存在だった方が亡くなられて、告別ミサに出掛けました。
子供の体調が良くない日が続いた時に、ルルドのお水を下さったことから、うちの子供達は『ジョルジョ(ルルド)のおばちゃん』(小さいのでルルドが何故かジョルジョ)と呼んでいた方です。
音楽の先生を退職されてからも、コーラスを指導して活躍されていました。
告別式の途中で、隣の幼稚園から園児達の可愛らしい歌声が丁度聞こえてきて、その方の為に歌ってくれているように感じられました。
この夏は悪天候の日が多かった事もあり、時々ボランティアで行かせてもらっていた教会のお庭のお手入れが、この頃あまり出来ていないことを店長が気にしていた矢先のことです。
今月に入ってすぐだったと思いますが、その方からの電話で、好きで植えておられたハーブが、久しぶりに教会へ行かれた際、全部引き抜かれたり、ばっさり剪定されてしまっていて、そのことにとても動揺しておられる様子でした。
業者さんや一般の方には、ハーブは伸び放題だったりグランドカバー用の種類などは、とくに雑草と間違われやすいですし、うちもお手入れに行けてなかったことをお詫びして、申し訳なく思っていたところに、今回の悲報を聞きました。
葬儀の様子を店長に報告しながら相談して、教会の了解が得られれば、またこの方が好きだったハーブを植えて差し上げようと決めたのです。

季節ごとに交換に来て下さっていた絵は、この方が自分で育てた植物を趣味で描かれていたものでした。
たくさんの涙が溢れたお別れとなりました。

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