ルルドのおばちゃん

今日は、私が店を手伝う以前から店長を息子の様に心配して応援してくださり、私にとっては第二の姑の様な存在だった方が亡くなられて、告別ミサに出掛けました。
子供の体調が良くない日が続いた時に、ルルドのお水を下さったことから、うちの子供達は『ジョルジョ(ルルド)のおばちゃん』(小さいのでルルドが何故かジョルジョ)と呼んでいた方です。
音楽の先生を退職されてからも、コーラスを指導して活躍されていました。
告別式の途中で、隣の幼稚園から園児達の可愛らしい歌声が丁度聞こえてきて、その方の為に歌ってくれているように感じられました。
この夏は悪天候の日が多かった事もあり、時々ボランティアで行かせてもらっていた教会のお庭のお手入れが、この頃あまり出来ていないことを店長が気にしていた矢先のことです。
今月に入ってすぐだったと思いますが、その方からの電話で、好きで植えておられたハーブが、久しぶりに教会へ行かれた際、全部引き抜かれたり、ばっさり剪定されてしまっていて、そのことにとても動揺しておられる様子でした。
業者さんや一般の方には、ハーブは伸び放題だったりグランドカバー用の種類などは、とくに雑草と間違われやすいですし、うちもお手入れに行けてなかったことをお詫びして、申し訳なく思っていたところに、今回の悲報を聞きました。
葬儀の様子を店長に報告しながら相談して、教会の了解が得られれば、またこの方が好きだったハーブを植えて差し上げようと決めたのです。

季節ごとに交換に来て下さっていた絵は、この方が自分で育てた植物を趣味で描かれていたものでした。
たくさんの涙が溢れたお別れとなりました。

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