原点に立ち返る

夕方6時になっても外がまだちょっと明るいと少し得した気分になります。
風邪は冷たいですが、すぐそこまで春がきているのを少しずつ感じる毎日ですね。

お店を手伝い始めた頃は、自分で商品を発注することもほとんど無く、海外への注文もリストを作って店長にお願いする感じでしたので、自分一人で出来ることはとりあえず店番くらいだったのか、ズバッと言えば暇だったのか(笑)とにかく本棚のハーブ関係の本を片っ端から読みあさった記憶があります。
何とかお客様の質問にも答えられる様にと必死だったとは思いますが、勉強するのはいくつになっても大切だなと思う今日この頃です。

今年になってから、もう一度原点にかえってアロマの本を読み返してみようと思い、少しずつ復習しています。
20年くらい前に出版された本ですので、多少改める点もあるかとは思いますが
「そうだよね〜」と、新鮮に感じながら少しずつ読み進めています。

自分が求めていると、不思議とお客様からも素敵な話をして頂く事が多々あり、『自分のメンテナンス』について日頃試しておられることをお尋ねした際、この本を紹介してもらえました。
『ホルモンリセット』なんて聞き慣れないですが、ホルモンバランスは気になる年代ですので実行出来そうなものが無いかこれまた興味津々で読み進めております。
全てが賛同するものでは無いですが、試してみたいものもいくつかありますので、自分に良かった物はお客様にも是非フィードバックしていきたいと思います。

年を重ねると、身体全体がどうしてもかたくなり易いですよね。
寿命は神様しかご存知ではないので、生きている間少しでも自分が心地よく生活出来る様試行錯誤しています。
50代になられたバレリーナの吉田都さんをテレビで見て勇気づけられるというか、怠けた生活をしている自分には彼女の凛とした姿がとても刺激的でした。

春らしいカードが入荷しています。
寒中見舞いも出しそびれてしまった方へ、このカードでお便りを書いてみたいと思っています。

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奇をてらう

私の大好物のお餅を使ったレシピが新聞に載っていたので、これは一度作ってみたいなと記事を読んでみました。
料理界では”ときこばぁば”の愛称で親しまれている鈴木登紀子さんの記事でしたが、
【最近は、いろいろな料理を作り試しすぎて疲れている人が多い様に見えます。毎日の食事は奇をてらうことはないのよ、あの人も作ってるからではなく、お家の人が何を食べたいか・・・でしょ。同じ料理は三回作ると上達しますよ。】(朝日新聞2/10掲載抜粋)
もしかしたら、同感!と手を挙げられる方結構おられるのではないでしょうか。
『奇をてらう』わざと普通と違う事をして人の注意を引こうとする。というような意味ですが、言いにくいことを、このばぁばだからこそズバッと言えたのかな(笑)とも思います。
料理に限らず、今まで通りの普通が良くない?と思う事がこの頃は多々ある様に感じます。

大学生の男の子が春休みの帰省を利用して当店にも足を運んでくれました。
昨年の受験前、集中して勉強ができる様にローズマリーとレモンのエッセンシャルオイルを買われたのですが、見事希望の大学に合格して、学生生活を楽しんでおられる様です。
今回はリラックス出来るオイルをご希望でしたので、やはりラベンダーをお勧めしてみました。
嫌いな香りではなく、すごく気持ちが落ち込んでいるとかでなければ、まずは使って頂きたい香りラベンダーです。
寒い地方の大学なのに、お風呂は若い方に多いシャワーで済まされているようです。出来れば週に一度くらいはお湯をはって身体を温めてもらえるといいですね。

迷った結果学生さんは、一度も使ったことが無かったラベンダーをやっぱり使ってみようとラベンダーと大好きな香りレモンを今回選ばれました。
好きな香りは大事ですね。

時々、ほとんど聞く機会の少ないオイルの種類について問い合わせを頂くことがありますが、基本のオイルでまずはシンプルに香りを楽しみ、次のステップは自分の体調や好みに合う別のオイルを買い足していかれるのが私のおすすめです。
シンプルであればあるほど、善し悪しも感じ易いですし、永く使って頂けると思います。

いくつかあるラベンダー(真正)の香りで最近人気があるのは、こちらのプロバンス産です。
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ラナンキュラスの造花。生のお花が一番なのですが、この頃の造花は侮れません。周りが華やぎますね。

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迷宮入りの香り

春らしい商品が入りましたので、お出掛け下さい・・・と言いたいのですが、不要不急以外は家でお過ごし下さいと言わざるを得ないお天気です。
山間部は平地よりもっと降るかもしれませんね。
先日山陰が大雪だった時も、山陽は青空だったとお客様からお聞きしました。まあその分お肌には優しくしっとりした空気ですし、冬ごもり中に出来ることをどんどん片付けるくらいに、ポジティブに考えましょう。

先日、朝早い飛行機内でキャビンアテンダントの方が通路を通られた際、とてもほのかに上品で素敵な香りを感じました。
その方が通られた時だけでしたので間違いないと思いますし、ほんのかすかな香りだったのです。
久しぶりに私の身体が反応した良い香りでしたので、すっかり目が覚め気持ちよい時間が過ごせました。
降りる際、出口で見送りに立っていて下さったので、思い切って聞いてみようかとも思いましたが、後続のお客様もおられますし諦めました。
帰ってからその話を店長にすると、
「ダメ元で聞いてみたら?」と、ちょっと後押ししてもらったので、こちらが悪意を持って聞いていないことを強調し、日頃の感謝の気持ちも込めてメールしてみました。

しばらくして届いた返信メールは、機内サービスの為にも、香りについては添乗員の方に明確な基準を設けておられるということでした。ハンドクリームに至まで。
私の質問でかえって該当するキャビンアテンダントの方にご迷惑がかからなかったか、その方が心配になるくらいのメールの内容でした。
色々なお客様がおられるので、大きな会社になるとこういう対応をせざるを得ないのだと感じましたし、こんな事を聞いてはいけなかったのだと反省・・・そして直接聞いてみた方がまだスッキリしたな・・・とまたまた反省。独り勝手なのですが、少し寂しさみたいなものを感じてしまいました。
あの素敵な香りが迷宮入りしてしまい、本当に残念です。
香水やトワレは禁止されているということなら、お化粧品だったのかな〜と一人また香りを思い出しながら妄想する私です。

もうすぐバレンタインデーですが、これはかわいらしいパッケージ入のキャンディです。お返し用にかわいらしいです。
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春らしいミモザ柄のポーチ。

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