女子力

ハーブティーを探しに来て下さった親子のお客様、てっきりお母さんの用事と思ったら、お伴の男の子のお買い物でした。
連休に出先で飲まれたハーブティーが美味しかったので、また自宅でも飲んでみたいと希望されていた様です。
おいしかったお茶ペパーミントのドライを少しとスペアミントが入ったブレンドティーの『グリーンノート』、普段ティーバックで楽しまれているカモミールも併せて購入いただきました。
男の子ですが女の子顔負けの女子力で、図書館で借りた本に紹介してあった練り香なども作られたそうです。
興味を持ったものをすぐ試してみる行動力と女子力に感激しました。
本当は育てたフレッシュハーブをお茶にする事にも挑戦してもらいたかったのですが、お住まいの都合で難しいようです。
以前のおいしいお茶のイメージが更にアップして、香りが彼の毎日を豊かにしてくれると嬉しいです。

私はお店に可愛い物が多いせいか女子力が高いと思われがちですが、さっきの男の子と真逆ですぐ行動出来ない(ギリギリの女)女子力は決して高くないと思われます。
そんな私でもかわいいポーチがバッグの中にあったりすると、少し気持ちがアップしたり出来るのでかわいらしいものを見つけた際は店頭に並べております。
その中で好きな一つがゴブラン織。
生地の種類もあまり知りませんが、これがゴブランと認識出来る程度です。
ゴブラン織がお好きなお客様から
「どこの国のものですか?」
と質問を受けました。残念ながら即答出来ず一応ネットで検索した結果、フランスのゴブラン家の織物工房で織られたタペストリーから一般の名称になったという説(国際大百科事典引用)
ベルギーの染織家ゴブランが15世紀にパリで創製したタペストリーより名称となった説(デジタル大辞典引用)などありますが、現在もフランスやベルギーで製作が続けられている様です。
お客様に質問されなかったら、知識も曖昧でした。きちんと知るというのは大切ですね。

ゴブラン織りのポーチやレース、プチポワン、キラキラも女子はいくつになっても好きですよね。

ゴブラン織りなどのポーチ
上からプチポワン、左ゴブラン、右はゴブラン柄ビニール
ハイヒール♪キラキラかわいい💓

石牟礼さんの言葉

少し前はちょっと肌寒いと思う日もあったのに、急にTシャツになりたくなる気温です。
先日のお休みにやっと自宅のストーブを片付けましたが、この調子だと入れ替わりのタイミングで扇風機を登場させないといけませんね。

先日母の日ギフトとして何件か苗の梱包を発送しましたが、受け取られたお母さんの一人から電話をいただきました。
植物を普段から育てておられる様子が伺われます。

苗と当店の土をセットで送ったのですが、自宅の鉢に二種類の苗をそれぞれ植えると少し土の量が足りないかな・・・というご相談でした。
10リットルの量でも案外植えてみると丁度良かったという場合もありますし、とりあえず植えてみて足りない様ならお手持ちの土を加えてもらうことをお話すると、
せっかく有機、無農薬の苗と土なのに他の土を使うのは不本意で、有機の土はある様でなかなか近くでも入手しにくいので、この土だけで鉢植えにしたいとのご希望でした。
植物はもちろんですが、土に対してもそういう気持ちを持って頂いているお客様の存在はとても嬉しく勇気づけられます。

『苦海浄土』を書かれた故石牟礼道子さんが、水俣病の抗議のため、徹夜で座り込みをしておられた夜明け前のことです。

猫が排泄をした後に泥をかけようとアスファルトに爪を立てる音で目覚め、猫は泥がかけたいのですがそこには泥が無く、爪は排泄物で汚れ、石牟礼さんと目が合ったその猫は大層恥ずかしそうにして、気の毒なくらい泥の無いアスファルトを何度も何度も爪をたてていたそうです。
東京や都会はコンクリートで大地が生き埋めにされていると強く感じ、深く呼吸が出来ない息苦しさを石牟礼さんご自身も大変感じられていた様です。

ある番組でお話されていたこの事が思い出され、自然や植物、大地への畏怖の念を改めて感じています。

ノイバラ
実家近くの海岸沿いに咲くのいばらです。
海もゴミの漂着やら子供の頃より変化してしまいました。

 

すずらんの香り サシェ リードディフューザー
爽やかなすずらんの香り。
リードディフューザー・サシェ・タルカムパウダー

それぞれの春

お店の近くの小学校も入学式が終わり、ピカピカの一年生が一足先に下校してきます。
それから少し時間差があって新二年生と思われる子たちが帰ってきますが、下級生が入ってきた事で急にしっかりして見え、成長が微笑ましいです。
外で作業することが多くなるこれからの季節は、子供達の大人顔負けの会話を聞くのがまた愉しみの一つです。

この春、我が家から子供が巣立ったことを心配して下さるお客様から
「淋しくないですか?」「寂しいでしょう」
などなど・・・声をかけて頂くのですが、私の場合は少し違っていて、楽しい事がありながらも自分の性格の悪い部分をみせられている事にストレスを感じる日々でしたので、カリカリしない静かな毎日に実は少しホッとしています。寝坊助は私と一緒で一生なおりませんね。

来店して下さった同級生のお母さんは、息子ロスになられていて
『寂しい・・・』を連発・・・。私とは大違いで、優しい母の姿です。

親の記入が必要な書類の提出があるということで、今週末ご夫婦で子供さんにまた会いに行かれるようです。
朝起こした事など一度も無い、手のかからないお子さんだったとお聞きしました。ここにも大きな違いがありました。

大学の入学式でたまたま隣り合わせになったお母さんは、一人っ子で大事に育てた息子さんだと宣言されるくらいなので、幼稚園から高校までずっと送り迎えをして大事に大事に育てられたそうです。

外で自転車にも乗らせた事が無いと。

え〜!自転車は普通外で乗るものですよ。

もしかしたら広大な敷地かも・・・。
とにかく自転車に乗らなくても通学出来る様に、大学から100m以内のアパートを借りたとのこと。まあ自転車に乗れなくても人生別に困りませんね(笑)
別の女の子のお母さんはクレジットカードを作り、必要なものがあればそれで買い物をさせる様にしたと・・・・
たまたま話をお聞きした方が極端な方だったのか、苦学生ももちろん沢山いる中、色々考えさせられるこの春でした。

東京に仕入れにも行ってきました。
欲張って色々入荷させましたので、是非ご来店下さい。お待ちしています。

ポーター ウオッチスタンド
ポーターのウオッチスタンド
持っている台に時計の文字盤部分が載る感じです。

何故かこういう商品はワクワクしてしまいます。

ポーターさんがとても良い表情しているのです。リングやピアスの一時預かりとしても活躍しそうですよ。

 

 

ティーカップ ティータオル
綺麗な色合いのティーカップ柄のティータオルです。
ガーデンでのティータイムに。

他にも何種類か新しい柄入荷しています。

まずは土

このところの暖かさで、山陰のお客様もお庭をいじりたいという気持ちがウズズウズし始めたようです。

新築したお宅の庭の植栽についてご相談を受けました。

庭作りのベテランでも無い私が偉そうにアドバイスをするのもおこがましいですが、お客様に必ず確認する事がいくつかあります。

植栽をしたいお庭の広さ、向き、風通し、そして一番大事なのがその場の土の状態です。

今日ご相談頂いた方も、業者の方に土の様子は聞かれていましたが、実際の庭の土の状態は自分で確かめてはおられませんでした。

まずは小さいスコップで構いませんから庭の土を掘ってみましょう。

土の状態がわかると、作業が楽でかつベストな庭づくりの方法が絞られてきます。

そして白い紙に花壇や木の植栽を簡単なイラストにしてみると楽しいです。雑誌やネットで情報は沢山収集出来るので、木も植えてみたいのであれば常緑か広葉樹か・・・下草は何がよいかな・・・などなど想像を膨らませます。

今まで自分が関わった庭や花壇ではこの何を植えようかな・・・がワクワクして一番楽しい時間です。出来上がった花壇は2、3年はとても元気なのでハッピーなのですが、花壇が完熟してくる時期をやがて迎えるので、そこからまた色々な悩みも出てきます。子育てと一緒でこれも試行錯誤ですよね。

私も振り返ると東側の梅を植えている場所は、大きな石や瓦礫で大変な状態でしたが、少しずつ掘り返し肥料を抄き込んだりして10年経った今、まだまだ不十分ながら大きなミミズがいる土に変ってきています。

この写真は1月に撮影した梅の固い蕾。紅白でこんなに蕾が付いたのは初めてだったので喜んでいたら、

「雪で餌が無い時期に鳥がきっと食べますよ・・・」

と、スタッフに水を差され心配していましたが、紅白同時に今までで一番の花を咲かせてくれました。

丁度この春、巣立つ事が決まった息子の門出をお祝いしてくれている様に感じられ嬉しく眺めています。

 

 

1月の梅の蕾
2018/01/21撮影した紅白の梅の蕾
2018紅梅
2018/03/07撮影した紅梅
2018白梅
2018/03/07撮影した白梅

ソフトワイヤー入のミニスカーフです。

キャビンアテンダントみたいにキリッとした女性に変身出来ます。まだまだ肌寒いこの季節に首にちょっと巻けて便利で暖かいです。

ソフトワイヤー入ミニスカーフ
エプロン外して撮影すべきでしたね・・・。