日々精進

今朝一番のお客様は一年ぶりくらいにご来店とのこと。
当店をフッと思い出して頂ける事にありがたく感謝しています。
普段はコーヒーなどハーブティー以外のものをよく飲まれている様ですが、年に一度くらいハーブティーを飲みたい!と無性に感じられる時があり、それがまさに今だったようです。
「きっと身体が欲していたんでしょうね。」
と、二人で妙に納得しました。

市内のお店でハーブ関係のイベントがあったりする情報をお客様から時々聞かせて頂きます。
そのことがきっかけでハーブティーを飲んでみるのはとても良い機会になると思うのですが、最近は見た目が特にきれいなブレンドが販売されていて、量の割には高価過ぎると感じる事も多いです。ギフトにはとっても素敵ですよね。

そのせいか初めて来店くださるお客様の中には、当店のハーブティーを
「すごく安いですね。」
と反対に驚かれる事があり、日々飲んでもらう物であることから値上げせずに手の出しやすい価格のままでと踏ん張っているにも関わらず、安い=悪いとなってないかと少し考えさせられます。
世界的な規模の異常気象や様々な要素で、ドライハーブも安定したものが入荷しにくくなっているのが現状です。
随分前に東京のグリーンフラスコ主催の講習会に参加した際、ドライハーブは自分の目と舌で最終確認して厳選したものを使いましょうと講師の方が話されていたのはいつも自分の柱にしています。
ドライハーブを厳選し、おいしく日々飲んで頂く事にこれからも精進していかねばいけませんね。

マグカップ
ワイルドフラワーが綺麗に描かれたマグカップ。
たっぷり飲めるサイズです。

 

コロコロ
素敵な生地やブレードでデコレーションされたコロコロカバー。注文で製作可能商品です。勿体なくて使えません・・・・(笑)

時代に逆行

暖かい日が続いて、花壇のハーブもブッキブッキです。
芽吹きはとてもエネルギーが貰えますから、ちょっと庭に出てみられると夢中になってあっという間に楽しい時間が過ぎてしまいますよ。

是非。

町内の小さい班の来年度の班長をお願いに、近所の方が来店されました。
次の当番の方が高齢なので一つ飛んでうちがやることになるのですが、私が担当するのは初めてで、人と家が一致していないところもあり、近所を知る良い機会だと感じています。
町内というもの自体が10年後にどうなっているのか、高齢化でこの地区でも想像出来ないです。

町内などの繋がりを嫌がる人も増え、人と人の繋がりがとても希薄になってきたのはここに越して来た10年でとても強く感じています。周りの建物や中に働く人もすっかり様変わりしてしまいました。

私は年に数回しか行けなかったお店でしたが、とても楽しい気持ちになれた市内の雑貨店さんが1月で閉店されたと聞き、とても残念でなりません。

違う形で今後も活躍されるとお聞きしていますが、当店の様な対面接客を嫌う人が増えているなかで、同業の方が減るのはちょっと寂しいです。

キャッシュレスの時代だとか騒がれるなか、クレジットの扱いも一旦お休みしている現在の当店を考えると、時代に逆行しているとしか思えないですが敢えてこのままで頑張ってみようと思っています。

新しいリストのエッセンシャルオイルから、カルダモン(Elettaria cardamomum)グァテマラ産のご紹介です。
甘くスパイシーな香り。

スパイスで使われる機会が多いので、香りはイメージし易いかもしれませんね。

インドでは古くから香味料また医薬品として使用されてきました。
様々な感覚に対して加温作用を示し、疲労や弱った心をリフレッシュさせ元気づけてくれます。今の私に必要かしら・・・。
消化器系の障害に働きかけますので、消化不良でガスが溜まりやすい際などに効果的です。

cardamon
カルダモンオイル 5mlで販売です。
ペーパーサシェ
定番のサシェより少し小さいサイズの正方形 贈物に添えると喜ばれます。

台所回りの提案

子供が小さい頃、お客様から
「冬の間に、しっかり葉もの野菜を食べておくと身体にいいからね。」
と、お話を聞いたことが妙に頭に残っていて、冬は白菜や特に濃い緑の野菜を努めて食べる様に心掛けています。旬のものを食べるということが一番なんですよね。

この冬は店長が小松菜や白菜、大根などを小さいながら圃場の畑で作ってくれているのと、実家の家庭菜園で出来たものを頂いているので野菜を買う量がとても減りました。同じ素材でいかに目先の違う料理にしてみるかとか、無農薬なので皮まで大事に食べました。

恵方巻きの廃棄は大きく取り上げられていましたが、これは売れなくて廃棄される物の話で、私達一般家庭の冷蔵庫から廃棄される量もかなりだと思います。
油断しているとすぐ傷んでしまったりするので、この頃は捨てる物が出ない様に献立も考えることが多いです。

年明けに読んだ新聞に、台所回りの提案あれこれという内容がありました。
包丁をこまめに研ぐ、食品の無駄を減らす。
スーパーでハーブを買わずに鉢植えで育ててみよう!(いいですね、これ!)
それらで節約出来たお金で質の良いオリーブオイルなどを買う。
引き出しや棚を片付け、要らないものを整理し、慈善ショップにあげる。
肉や魚は商店街や地域の専門の店で買う。沢山アドバイスと知識が貰えるから・・・。
コンビニの食事よりちゃんとした料理を作る時間をふやす。
ヘルシーで美味しい料理を作ることはあなたの愛情を表現出来る一番の方法。
*2019 /01No.213 朝日新聞GLOBE  マイケル・ブースの世界を食べる 一部抜粋

家族や友人の「おいしいね。」って嬉しいですものね。
皆さんも私もキッチンで心掛けたいです。ハーブを育てるのも是非チャレンジしてみて下さい。

 

スカーフブック
スカーフの巻き方50通りを絵で解説してくれている本です。
素敵な色使いなので、店番しながら時々見ています。
ローズスワッグ
春らしいお花がいくつか入りました。選んでいる私も心が浮かれたのかハイテンションになってました・・・。

 

ハーブ染め

昨年タンスの衣類を整理していて、買ってから30年近く経つ綿の白いブラウスをいい加減処分してしまおう・・・と悩みゴミ箱に一旦入れました。
形は少し古い感じがしてシミも目立ちます。

前側の透かし模様とか好きだったな・・・と近年まで着用していたので未練がましく色々考えながら整理を続けていたとき、ジャムを販売させてもらっているさる工房さんを思い出しました。
染め物をされている方で、ブラウスをゴミ箱からまた取り出し、染めをお願いしてみることにしてみました。

さる工房さんは自分の育てた藍などで染め物をされているのですが、もっと色々な植物を自分で育てながら収穫し、染め物をしたいとハーブの植栽も熱心に始められているところです。
たまたま圃場でダイヤーズカモミール(Anthemis tinctria)が調子良く沢山収穫で来たので、
「もし良かったら染めに使ってみませんか?」
と差し上げると、私がお願いしたブラウスの染めを当初のローズマリーからこのダイヤーズに変更してやってみようと提案してくれました。

そしてこれが出来上がりです。色はわかり難いかもしれませんね・・・。

染めてもらったブラウス
ダイヤーズカモミールで染めた白いブラウス
乾燥ダイヤーズカモミール
圃場で採れた乾燥済みのダイヤーズカモミール

実はもっと明るい黄色に近い色をイメージしていたので「あれ?・・・」という第一印象でしたが、落ち着いた色あいになり、素敵かも・・・と時間が経つとともに印象も変化してきました。
ミョウバン媒染では明るい黄色に鉄媒染ではオリーブ色に染まり、絹、ウールは染まりやすいようです。
さる工房さんも初めて使うハーブでの染めなので、まだ試行錯誤の段階の様ですが圃場で採れたハーブで染めたブラウスというだけでエネルギーが貰えそうな気がしています。
半袖になる夏が楽しみです。

赤い帽子
贈物にした際、とても美味しかったと好評だった赤い帽子のミルフィーユ。今の時期限定入荷です。