昨年タンスの衣類を整理していて、買ってから30年近く経つ綿の白いブラウスをいい加減処分してしまおう・・・と悩みゴミ箱に一旦入れました。
形は少し古い感じがしてシミも目立ちます。
前側の透かし模様とか好きだったな・・・と近年まで着用していたので未練がましく色々考えながら整理を続けていたとき、ジャムを販売させてもらっているさる工房さんを思い出しました。
染め物をされている方で、ブラウスをゴミ箱からまた取り出し、染めをお願いしてみることにしてみました。
さる工房さんは自分の育てた藍などで染め物をされているのですが、もっと色々な植物を自分で育てながら収穫し、染め物をしたいとハーブの植栽も熱心に始められているところです。
たまたま圃場でダイヤーズカモミール(Anthemis tinctria)が調子良く沢山収穫で来たので、
「もし良かったら染めに使ってみませんか?」
と差し上げると、私がお願いしたブラウスの染めを当初のローズマリーからこのダイヤーズに変更してやってみようと提案してくれました。
そしてこれが出来上がりです。色はわかり難いかもしれませんね・・・。
実はもっと明るい黄色に近い色をイメージしていたので「あれ?・・・」という第一印象でしたが、落ち着いた色あいになり、素敵かも・・・と時間が経つとともに印象も変化してきました。
ミョウバン媒染では明るい黄色に鉄媒染ではオリーブ色に染まり、絹、ウールは染まりやすいようです。
さる工房さんも初めて使うハーブでの染めなので、まだ試行錯誤の段階の様ですが圃場で採れたハーブで染めたブラウスというだけでエネルギーが貰えそうな気がしています。
半袖になる夏が楽しみです。