桜の時期もとっくに終わり新緑が綺麗な季節に突入しました。
実家は山あいの谷の低いところに位置するので、春になると屋敷や庭に陽が入ることをとても喜んでいます。太陽はこうして人の気持ちも暖かく明るくしてくれることに感謝するこの頃です。
桜の花見は山登りした近辺にあった土手に久しぶりに行ったのですが、屋台の臭いや人の多さにげんなりしてしまい、もう少し奥に入って静かに散歩してみました。
ほんのり香る桜をしみじみ楽しめました。
高齢のお客様のお話です。月に一度会って食事やお茶を飲んだりする仲間の一人が施設に入られることになったので、送別会も兼ねて花見を企画しておられました。
後日来店された際に花見のことをお尋ねすると、お弁当を食べるだけでは芸がないので簡単に『野点(のだて)』を手作りの桜餅と一緒に楽しまれたようです。素敵・・・。
桜を見ながら野点でいれてもらったお茶はまた格別なものではないでしょうか。
野点で思い出したのが、以前実家のお茶畑を一度見てみたいとご希望のお客様と畑に行った際、思いもかけずその方に野点をご馳走になったことがありました。
楽しかったことをふと思い出していたら、2年ぶりくらいにそのお客様がひょっこり来店(本当に驚きました)。ウクライナのことにも心を痛めておられ、何か自分にできないかということからシリアの若者達を追ったドキュメンタリー映画を上映し、そのチケット代の一部を難民支援の寄付として使われるようです。
お時間のある方は是非足を運んでみていただきたいです。
※ゴールデンウイーク中は不定期にお休みをする場合があります。ご注意頂き何卒ご了承ください。