けなげとたくましさ

二週間に一度のペースで可能な限りスタッフミーティングをします。今朝はその日でした。

この時期は圃場のビニールハウスの中で一時間程度ですが、自分の持ち場の報告やらとにかく皆で現状を共有するコミュニケーションの時間です。

その際、月に一度庭をメンテナンスしているお客様の球根をスタッフから頼まれました。

いつも遅れがちでホームセンターでセールになったのを購入したりした年もありましたが、やはり球根も植え時をきちんと守ると花付きも違います。

球根選びはガーデナーにとって秋の楽しみの一つですね。

久しぶりに花壇を回ってみると、レウコジャム・オータムナーレが花盛りです。

レウコジャム・オータムナーレ
毎年これからの時期次々と花を咲かせます。

球根で増えるのですが、種が飛んでも増えるようで花壇の下のアスファルトの僅かな土にまで咲いています。けなげな姿ではありますが、その逞しさに「あなたもしっかり!」と言われた気がしました・・・。

この春、お店の外壁塗り直しで足場確保のため掘り起こしていたラングウォートを花壇に植え戻しました。暑いのと蚊の攻撃でヘトヘトになりましたが、これから冬が来るまでに少しずつ花壇の手直し作業も進める予定です。

ティシュボックス
ゴブラン織のティッシュボックスです。落ち着いた赤色です。

 

ハーブの王様タラゴン

今日と明日は松江は水郷祭というお祭りです。

いつも日曜日に花火を見に行くのですが、去年から土曜日に花火が沢山打ち上げられる様に変わっていたのをうっかり忘れていました。

夕方ご来店下さったお客様にその事を改めて聞いて、閉店と同時に出かける予定です。

こうして何事も無く、花火が見れる今の状況に改めて感謝です。

夏野菜を沢山もらったり圃場でも収穫しますが、その中でもやはりダントツがキュウリ。

キュウリを大量に消費するのに最適な一つがピクルスと思います。

いつもはディルで漬け込むのですが、これがディルの収穫と自分の余裕とキュウリの収穫とどれもがぴったり合わないとなかなか出来ません。シャキシャキした主婦じゃ無いので・・・

今回はディルのピクルスは一旦終了して(収穫終わりました)、剪定で収穫したタラゴンで初めてピクルスを仕込んでみました。

ピクルス
プチトマト、パプリカ、キュウリで色も楽しみます。
タラゴンビネガー
ワインビネガーにさっと洗って水気を取ったタラゴンを漬け込みます。とても良い香りです。

仕込んでから二日目ですが、いつもは入れない砂糖を少し入れて上品な仕上がりになりました。タラゴンはハーブの王様と言われるだけありますね。

以前ワインビネガーに漬け込んだタラゴンビネガーが残り少なくなっていたので、これも今回再度仕込みました。

オリーブオイルと少し刻んだハーブ、塩とこのタラゴンビネガーを冷やしたトマトのスライスにかけるととてもさっぱりとして美味しいですよ。

フレッシュタラゴンは店頭であまり並ばないハーブですので、こんなに贅沢に使えるのはハーブ農家のお陰です。

ご希望の方がありましたら、店頭でまたお尋ねください。お渡し時期はお約束出来ませんが、収穫した際お分けする事可能ですよ。

うさぎブローチ
シルバーメッキのお手頃なブローチ。私もうさぎ年の息子の誕生日プレゼントに買いました。

 

 

グリーンノート救命センター

朝寝坊なくせに、あれもこれもやりたいと無理な事を考える自分にいつも反省しきりです。
結局はくたびれが出てしまうので、無理はしないように心がけ、ビニールハウスは日曜日の開店までの時間に行く事に決めました。
早朝目覚めなければ店長に起こしてもらい、主にビニールポット苗の草取りなどをします。
自分では栽培した事の無い品種は、名前や葉はわかりますが花は知らない事も多く、そんな苗に花がきていたりすることに遭遇出来たりして、楽しい作業の時間はアッという間に過ぎてしまいます。

ビニールハウスでは沢山の種類を栽培していますので、残りがわずかになったり品種が曖昧なものは一カ所にまとめてあるのですが、そこに思わず久しぶりに出会う品種があったり瀕死状態の苗が助けを求めている様に感じられ、これらを復活させたり花壇に植えたりしてやるのが最近の楽しみにもなってきました。
ほとんどダメかな・・・と思っていたラベンダーも店に持ち帰り、少し大きい鉢に植え替えたりしてやると新芽を出して息を吹き返します。この新芽には本当にエネルギーを貰えるのです。

ロイヤルパープルラベンダー
全体が灰色状態だったラベンダー。剪定して植え替えたら新芽がやっと出てきました。

人間も一緒で、忘れられたり、放置されるとどんどん元気なくなりますよね。
もう「死んでやる!」と投げやりになってたのかな・・・と思わず話しかけてしまいます。
『グリーンノート救命センター』も沢山並べるには限界がありますし、けっして店頭の環境が良いともいいきれないので、先日はついに実家にも何鉢か避難させ、父に管理を依頼しています。
ラベンダーのオカムラサキがほとんど無理かな・・・という状態だったので、現在どうなっているか次回行って確認するのがドキドキです。

これから迎える梅雨と熱い夏、秋の長雨をこのラベンター達が乗り切ってくれると良いのですが・・・。
今お店の花壇はラベンダーが一番見頃ですよ。

イカーカム社のストレーナー付マグカップ

イギリス ロイカーカム社のストレーナー付マグカップ
贈物に好評で、久しぶりに入荷しました。

 

晩夏

お店が以前の場所にあった頃から、時々フッと来店下さるお客様です。
私の母よりかなり若い方ですが、人生の先輩としてお買い物してもらう間にお話しながら、いつも色々アドバイスをもらっています。

この度めでたく後期高齢者になられたとのこと。
『色々なことがあったけど、よくここまで頑張ってきたね。』
と、自分にご褒美として、夜は寝室として使われている客間の畳とふすま、壁紙を新しくきれいにされたそうです。
私はその年まで生きているかどうかはわかりませんが、その時持っているお金で、自分が気持ちよく過ごす事に使える余裕がある状況だったら、とりあえずなんとか穏やかに過ごせている老後ですね。
でもあと数十年後、世の中がどうなってるかなんて想像も出来ないので、とりあえず元気で笑っている自分を想像することで今は精一杯です。

当店の前に置いている苗や鉢植も、基本的には私が管理していますので、自分のこと優先の私に痛い目に遭わされる事の多い波瀾万丈の植物達です。
お盆前に一晩出掛ける用事がありバタバタして店長にお願いするのも忘れていて、うっかり水やりをせずに出掛けた為、少し水切れさせてしまいました。
ティートゥリーはここ数年、こまめに剪定しながら沢山枝をふやしてきてせっかくフサフサになってきていたのにもうダメかな・・・・と特に心配していました。
枯れた枝を取り、たっぷり水やりをして様子をみるとなんとか新芽がたち始めました。
ナスタチウムもいつも秋を迎えることなくダメにしてしまうことが多いのですが、これまたこまめに剪定して涼しい場所に移動したおかげで、また綺麗な緑の葉を茂らせ始めました。
スパルタ式ガーデナーの私に答えてくれる植物をみると、自分勝手な私についてきてくれる仲間の様に感じられ感謝と愛さえ感じるこの晩夏です。

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モリスのストロベリーモチーフのゴブランバックです。
ミニバッグに見えますが、コンパクトに折畳んだ状態です。開いたバッグは落ち着いた素敵な柄で容量たっぷりです。

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